コンタクトレンズの
種類の違いと特徴
コンタクトレンズには、大きく分けてハードレンズとソフトレンズがあります。
それぞれの基本特徴を知って、使用目的にあったレンズを選んでください。
ハードレンズの特徴
硬いプラスチック素材でできています。
現在は酸素透過性の素材が主流です。硬さがあり、形状が保たれているため、光学性に優れており、ある程度の角膜乱視の矯正も可能です。
初めての装用
少し慣れるまでに時間がかかります。
目にあたえる負担
慣れれば、酸素透過も良く、負担は少ないです。
見え方
光学的に優れており、安定しています。
レンズケア
汚れ付着がある場合は、適切なケア用品を使用してこすり洗い等が必要ですが、洗浄後は、水道水ですすぎ洗いが出来ます。
スポーツ時の使用
人と接触したり、砂埃などが多いスポーツには不向きです。
ソフトレンズの特徴
水分を含む柔らかい素材でできています。
含水量で酸素透過率が変わるハイドロゲルレンズと、素材の酸素透過率が高いシリコーンハイドロゲルレンズがあり、1日使い捨て、2週間使い捨てなど使用期間が決まっているものが主流です。
初めての装用
装用初期から異物感は少なく、慣れやすいです。
目にあたえる負担
レンズサイズが大きく黒目を覆ってしまうので、ハイドロゲルレンズは乾きがあると酸素透過率が低下します。
シリコーンハイドロゲルレンズは、高い酸素透過性のため負担は少ないです。
見え方
柔らかいため乱視矯正効果などはなく、乱視がある場合は、乱視用レンズの使用が必要です。
レンズケア
1dayレンズであればケアは不要で取扱いも簡便です。
2週間以上の使い捨てレンズは、毎日消毒が必要で、すすぎの時にはソフト専用すすぎ液が必要です。
スポーツ時の使用
ハードに比べて外れにくく、激しいスポーツにも使用可能です。1日使い捨てなどは、汚れても捨てることが出来るので適しています。